■まるでワインを連想させるようなアロマと旨みの大吟醸
大吟醸の中でも寒造りのよりすぐった大吟醸のみ、瓶詰めされています。これは黒龍のお酒全般に言えることですが、杯に注いだ瞬間からフルーティーなアロマが立ち、当然ながら原料は米であるにも関わらず、果実をイメージさせるような香りがあふれます。そして口に含むと、繊細できめの細かいタッチできれいに口を潤し、スーッと自然に喉を通り過ぎていくような軽やかさがあります。とかく大吟醸クラスになるとかなりマッチョな、ボリューム感が先行するお酒が多いのですが、黒龍に関してはどこか控えめな、それでいて身の引き締まったような透明感のある旨みを感じます。
《以下蔵元資料より引用》
黒龍酒造の前身にあたる石田屋は、初代石田屋二左衛門により江戸の文化元年(1804年)、永平寺町松岡に創業されました。この地は、かつて松岡藩が酒造りを奨励産業に指定するほど良水に恵まれた処であり、そこで200年以上にわたって手造りの酒造りを継承しております。当蔵では、歴代の蔵元が残した「良い酒を造れば、人は必ず支持してくれる」という言葉を信念に、伝統の酒造りを守り、生産量は追わず、常に品質の向上に取り組んでいます。
■蔵元:黒龍酒造
■原料米:山田錦/精米歩合50%
■日本酒度:+4
■容量:1800ml